黙々と開店準備をする毎日。今週は納品ラッシュでした。
商品の検品をしていても、アルファベットのカッコいいフォント(書体)が目に入るといちいち手を止めて見入ってしまいます。いいものを生み出している企業はロゴやパッケージデザインまで手抜かりがありません。それらは商品の完成度と同じくらい、長く愛される理由の一つになっていると思います。いくつかご紹介(画像はクリックすると拡大されます)。
まずはパリの老舗キッチン用品店「ウ・ドゥイルラン」の梱包用テープ。グラフィックだけではなく、鮮やかなイエローにダークグリーンのカラーリングにも惹かれます。こちらのブランドのものは木製のスパチュラ(調理用ヘラ)やペストリーブラシ(製菓用)などを取り扱います。
有名どころではフィンランドの「アルテック」。お店の什器で使うテーブルの、それぞれ脚と天板が入っていた段ボールです。
天板は納品書が貼られている位置がちょっと残念でしたけど。
ギリシャのオーガニックハーブティーのブランド「アナッサ」。アナッサはティーバッグの作りもよく考えられていておもしろいのでまたの機会に詳しくご紹介します。
ベルギーのブランド「セラックス」のグラスが4点入っている箱。ギフト用ではなく輸送用なので端の処理などはされておらず粗い作りではあるのですが、ゴミにしてしまうにはあまりにもったいないので4点まとめてお買い上げくださる方でご希望があればこちらのボックスにお入れしようと思います。
グラス自体の底の刻印はこちら。「SURFACE」というのはシリーズの名前です。
親切な案内はオーストリアのオーガニックティーブランド「ゾネントア」の箱。ストックしやすいように開ける順番が書いてあります。「Tadaa!」の意味を知らなくて調べたら、日本語でいうところの「ジャジャーン!」でした。楽しいなあ。
最後はイギリスのアンティーク雑貨を取り扱いさせていただくcoconさんから届いた荷物の中で緩衝材代わりに使われていた紙袋。ロンドンのジェフリーミュージアム(現・Museum of the Home)のものです。しかも裏側。これも絶対捨てられない。そして彼の地に思いを馳せてしまう。
そんなこんなで検品にものすごく時間がかかっております。がんばります。