月のティータイム

今日は満月です。

今夜は月のお茶をムーンライトのカップでいただくのはいかがでしょう。ポエムでも比喩でもないです、当店でお取り扱いさせていただいている商品のお話。

オーストリアのブランド、ゾネントアに「ビューティフルマジックムーンティー」というお茶があります。4種類のお茶が月の周期に合わせてちょうど28日分入っている詰め合わせで、現地で数百年以上前から伝わる「月のリズム法」に基づきそれぞれブレンドされています。

1種類ずつ内容をご紹介します。
○新月のお茶(5袋)・・・新しいことをスタートするとき。気持ちの切り替えにぴったりなフレッシュなブレンド。
○上弦のお茶(9袋)・・・育ちと繁栄のとき。毎日にパワーを与えるブレンド。
○満月のお茶(5袋)・・・気分が高まるとき。ゆったりとした気分に浸れるブレンド。
○下弦のお茶(9袋)・・・リセットへ向かうとき。すっきりクリアなときをサポートするブレンド。

そもそもゾネントア社のハーブは「バイオ・ダイナミック農法」という方法で栽培されています。バイオ・ダイナミック農法というのは簡単にいうと月の周期に基づいた有機農法。そこから月のお茶が生まれても不思議ではありませんね。科学的な天気予報や化学肥料が出現するずっと前、古代の人々は天体の位置で種まきのタイミングを計ったり自然の植物を調合して肥料を作ったりするしかなく、「バイオ・ダイナミック」なんて仰々しい名前がついていますが至極当たり前のやり方だったのかもしれません。
ちなみに満月のお茶はブラックベリーの葉、エルダーフラワー、緑茶、ローズヒップ、アップル、マリーゴールドから成ります。

月のお茶にふさわしい器があるのでお店では一緒に並べています。
「せともの」の町、愛知・瀬戸で作られている月の光をモチーフにしたムーンライトという磁器のシリーズ。
なんと1960年にデザインされたものです。時代を超えて愛されているのも納得の美しさ。デザイナーの加藤達美さんは1956年からデンマーク国立美術学校で学んだ後、カイ・フランクがチーフディレクターを務めていた時代のアラビア製陶所で制作活動をしていたということもあり、デザインは日本と北欧のテイストを重ねて生まれたそうです。バックプリントには陶芸家でもあった氏のサインも。
青味のある薄いグレーですが、日本の伝統色でもある「ひわ色」といわれるグリーンがかった色味をかすかに帯びています。このような釉薬はあまり見たことがありません。青磁に似ていますがそれより洋陶寄りな雰囲気なのが古さを感じさせない理由かもしれません。
ソーサーのリムやカップのエッジに施されたラインがエレガントで特徴的。飲み口が薄めなので口をつけたときに違和感がなくお茶の香りをダイレクトに感じることができます。
ムーンライトカップで月のお茶、月に思いを馳せて味わいながら、BGMはLesley Duncanのアルバム「Moon Bathing(月光浴)」なんてどうでしょう。

SONNENTOR ビューティフルマジックムーンライトティー(オーガニック・28袋入) ¥1,728
ムーンライト カップ&ソーサー ¥3,300
ムーンライト ハイカップ&ソーサー ¥3,520
ムーンライト ティーポット ¥13,200
(すべて電子レンジ・食洗機使用可)

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