日本で消費されている紅茶の9割以上は輸入品です。では、どこからが一番多いと思いますか?
答えはインドでも中国でもなく、スリランカです。スリランカは北海道の8割くらいの面積しかないのに紅茶の生産量もインド、ケニアに次ぐ世界第3位。旅された方のお話を聞いたり本で読んだりしたところ、いつでもどこでもみんなしょっちゅう紅茶を飲んでいる「Anytime is Teatime」なお国柄のようです。うらやましい。
そんなスリランカ紅茶専門ブランド、MITSUTEA(ミツティー)の茶葉が入荷しました。スリランカの紅茶と言われてもピンと来ないけど、「セイロンティー」なら聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。セイロンは現在のスリランカ。1972年に改称して今の名前になりました。中学のときに覚えた首都を今でも言えます、「スリジャヤワルダナプラコッテ」です。
MITSUTEAは紅茶にはめずらしいブラウンベースにピンクとブルー、ゴールドの箔押しのデザインが目をひくパッケージ。品種ごとに柄が異なります。
ディンブラ、ウヴァ、ヌワラエリヤはそれぞれリーフとティーバッグどちらもお取り扱いしています。スリランカ紅茶はよく「セイロン」などという名前でブレンドされていることが多いですが、これらはすべてシングルオリジン(単一品種)です。
紅茶は嗜好品なので個人の好みで選ぶ飲み物。完全に個人的な好みだけでいうと一番好きなのはヌワラエリヤです。ストレートで飲むタイプでとてもさわやか。どちらかというと寒い時期よりこれからの季節に日常的に飲みたい味です。
最近はインドのダージリンなどもそうですが、品質保持の意味もあり、品種だけではなくどの茶園で作られたものかを明記されているものも増えてきました。こちらは「ペドロ茶園」のもの。ヌワラエリヤは他に「ラバーズリープ茶園」も有名です。
まずは飲んでいただくのが一番なので手軽なティーバッグタイプでお試しください。他の品種についてはまたの機会に詳しくご紹介します。
セイロン時代の観光用パンフレットもあります。おそらく1950〜60年代のもの。
アナログな象と色使い、古い紙の質感もたまりません。
中に「NUWARA ELIYA」の説明も載っていました。訳せませんけど。
裏も色違いの象。素潜りで魚を獲ってるイラストもいいですね。
スリランカはジェフリー・バワに代表される建築も気になります。行ってみたいなあ。MITSUTEA ヌワラエリヤ ペドロ茶園
リーフ(BOP) 70g ¥1,458
ティーバッグ 2包入 ¥409
パンフレットはディスプレイ用ですがご興味ある方はお問い合わせください。
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