森永よし子(ojiko wire works)さんのワイヤー作品が届きました。S字フックやまな板立て、タオル掛けなど種類はバラエティ豊富にあるのですが、中でも一番愛嬌のあるバナナフックをご紹介します。
森永さんとの出会いは遡ること26年前(はっきり覚えているので間違いないのです)。作品は当時勤めていたインテリアショップで取り扱いしていて、S字フックやトレイレットペーパーがぴったり入るカゴなど実用的だけどかわいいアイテムがなかったその頃、一目で気に入り家でも使っていました。ご本人にお会いしたのは出張で東京のお店にいたとき。偶然森永さんが来られたのですが、ガーゼのボーダーを着ておられてそれがとてもお似合いで、飾りっ気がなくカジュアルなのに品があってすてきな方だなあと一度お会いしただけなのにとても印象に残っていたのです。軽やかな雰囲気の女性が少し無骨ともいえるアルミワイヤーで作品を作られているギャップにも魅力を感じ、それからますますファンになり今に至ります。今回初めて見たバナナフック。バナナのためだけのフックを作ってしまうというセンス、さすがです。普段そんなにバナナは食べないのですが、このフックを使いたいがために買いました。かけたときの風景がいいだけではなく、心なしかバナナも居心地良さそうな。
ちゃんと「BANANAS」と刻印されています。もちろんバナナ以外のものを吊るしたっていいのですが、ここはやはりバナナの特等席にしようではありませんか(何回バナナ言うねん)。S字フックは巷にあふれています。プラスチックやステンレスの安価なものから鉄、洒落たものだと真鍮まで。でも、プラスチックやステンレスだとあまりに味気ない。毎日目に触れる場所にあるとなおのこと。鉄は錆びるのと重いのが難点。真鍮もカッコいいけどちょっと目立ち過ぎるときがある。その点アルミは錆びない目立たない軽いときています。
さらにこういうフックって水場で使いたいことが多くないですか。キッチン、洗面所、バスルーム、はたまた軒先やベランダでグリーン用とか。そんなとき錆を気にしなくていいのは大変気軽でいいなと思うのです。私は長年森永さんのS字フックをバスルームにいくつか置いて、ソープネットや掃除用のブラシを引っ掛けています(キッチンでも洗面所でも使ってます)。
手作りなので工場で大量生産されたものとは違い、1点1点微妙に表情が違うところにも愛着が湧くアイテムたちです。ぜひあらゆるところで使ってみてください。
この写真に写ってないものもあるのでまた少しずつご紹介していきますね。OJIKO WIRE WORKS バナナフック ¥770
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