瀬戸内の小さな海町、香川県三豊(みとよ)市で製作されているseiken工作所さんの陶のプロダクトが届きました。
seikenさんのうつわとの出合いは2017年、東京・青山のスパイラルマーケットで開催されていた「陶のプロダクト/グレーの実験」という個展でした。仕事で東京にいた際にたまたま寄ったのですが、もともとグレーが好きなこともあり、この色のグラデーションとキリッとしたフォルムに惹かれ、悩みに悩んでそば猪口のようなサイズのカップ3つとブローチやボタンなどを求めました。白ではなく「グレーの実験」というところにもグッときました。
カップは本当は2つでよかったのにどうしてもこの3色をグラデーションで重ねたいという欲望に勝てず、3つ買いました。それ以来ずっと今も食器棚にはしまわず、この状態で出しっぱなしにしています。ずっと見ていたいからです。もちろん、毎日使うからという理由もありますが。そして、不思議と見ていて飽きない。下の写真は私が持っているのとほぼ同じものです。
今回、カップの大きさは3種類あります。そば猪口のような一番大きなサイズは飲み物なら何でもいけますし、ヨーグルトやフルーツなどのデザートを盛ったり普通におかずを入れたりするのにも使いやすいサイズ。紅茶を入れると、明るい赤とグレーの配色がとてもきれいです。
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中間のサイズは小さめのコップと行った感じで手に馴染みやすい大きさです。他の2つと違ってスマートなフォルムが陶器だけれど洗練された印象。
一番小さいサイズはお猪口や小鉢感覚で使えます。
3種類のサイズ感がわからないと思うので並べてみます。スタッキングしたときにきれいに収まって場所を取らないのも助かります。
中サイズを上から見たところ。
同じく中サイズを並べたところ。
同じく中サイズを裏向けたところ。
手触りも独特なのです。ツルツルの石を撫でているような感触。食器として使うだけでなく、デスク周りでペンやクリップを収納する小物入れにしてもいいですし、使う人次第でいかようにもできるとてもフレキシブルなアイテム。手間ひまのかけ方は「クラフト」なのに「プロダクト」というのもカッコいいなあと思います。
今回は他にもピッチャーやプレートなども作っていただいているのでまた次回ご紹介します。
現在、東京・青山のGALLERY CLASKAで開催中の堀井和子さんの個展「モビールと・・・」にseikenさんが作られた陶板などが出品されています。こちらの製作と重なりお忙しい中、当店のためにたくさん作っていただき本当に感謝です。堀井さんの展示会も見に行きたいなあ。4/13(日)までですのでお近くの方はぜひ。
seiken工作所 カップ(電子レンジ・食洗機使用不可)
大 ¥2,640
中・小 どちらも ¥1,760