ARABIA×NIKKOのヴィンテージカップ

今日ご紹介するのは、手にすることができるのも最初で最後になるだろうなあとちょっと惜しい気持ちもありつつお出しする、希少なヴィンテージカップです。

北欧食器を代表するフィンランドの陶器ブランド、ARABIA(アラビア)。日本で生まれ育った人ならホテルやレストランで一度は手にしたことがあるであろう美しい乳白色の食器を生み出し続けている洋食器メーカー、NIKKO(ニッコー)。
時代を超えて愛されているこの2ブランドがコラボレーションしたことがありました。今から40年以上前、1980年代のことです。LUMIというシリーズで、プレートやピッチャーなどのアイテムもあった中からマグカップが1点だけ入荷しました。
デザインはARABIAのInkeri Leivo(インケリ・レイヴォ)。インケリ・レイヴォの名前を知らなくても、北欧食器が好きな方は彼女がデザインしたものを知らないうちに目にしているはずです。私もインケリデザインと知らずに昔揃えた食器の中にARABIAのArctica(アルクティカ)というシリーズがあります。シンプルだけどカーブの丸みが特徴的なやさしい印象のシリーズで、フォルムのデザインはこのカップに通じるものがあります。
シリーズ名のLUMIとはフィンランド語で「雪」の意。NIKKO製品の真骨頂であるボーンチャイナの純白色から付けられたそうです。
ちなみに「ボーンチャイナ」は中国製ということではありません。
「born」=骨。磁器土に牛の骨灰が混ぜられていました。骨灰が入ることにより、磁器より強く透過性があり、色は青みがなく乳白色なるという特徴があります。
「china」=イギリスで中国の磁器への憧れがあった18世紀頃、磁器のことを「china」と呼んでいたことに由来します。
つまり、ボーンチャイナとは「骨灰磁器」という意味なのです。
さて、そのボーンチャイナのカップ、曲線が美しいですね。飲み口が薄く、広がっているので紅茶向きでもあります。容量は少し大きめのマグカップくらい。ハンドルのちょっと出てるところに指をかけると持ちやすいです。
バックプリントに今はなきARABIAロゴもあります。
とてもレアなアイテムで在庫も1点しかありませんが、業務用で知られることも多い安心のNIKKO製ですので、ぜひ日常使いしていただきたいです。
紅茶を入れると、乳白色に映えるきれいな赤色も楽しめますよ。

Vintage ARABIA×NIKKO LUMI カップ ¥3,300  Thank you ! Sold Out.
満水 約300ml/適量 220〜230ml
電子レンジ・食洗機使用可能

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