きつねのミントティー

オーガニックハーブティーブランドANASSA(アナッサ)のラインナップが夏向きになって再入荷しました。といってももちろんどれもホットでもおいしく飲んでいただるのですが、きつねイラストのすっきりさわやかなミントが新しく仲間入り。ふくろうのマウンテンティーとペガサス(右端)のピュアハピネスについてはこちらをご覧ください。

このゆるゆるなイラスト、タッチはゆるいですがきちんとコンセプトがありまして、ギリシャのブランドなのですべてギリシャ神話に出てくるキャラクターをモチーフにしているのです。ギリシャ神話には明るくないのでそれを調べるのが楽しみになっています。
さっそく、きつねについても調べました。「Teunession Fox」とパッケージにもある通り、テウメッサ(テウメッソス、テウメッシアンとも)のきつねというのが出てきます。このきつね、こどもを食べたり田畑を荒らしたりと凶悪な怪物(にしてはイラストのきつねが弱すぎ!)だったのですが、何をしても捕まらない。「何者にも決して捕まらない運命」を持っていたのです。そこで「何者も決して逃さない運命」を持つ猟犬が送り込まれるのですが、ここで矛盾が生じますね。まさに盾と矛です。なかなか決着がつかず、あきれた大神ゼウスは二匹とも石にしてしまいました。そのとき、猟犬の方だけ天に上げて星にされ、それが冬に輝くシリウスを鼻に持つおおいぬ座です。・・・面白い。それにしてもこのお話、石にされるまではきつねがずるいように見えますが、「何者にも絶対捕まらない運命」というのも考えものだなと思いました。きつねは本当は誰かに捕まえてほしかったのではないかなあ。

さて、本題のミントティーです。袋を開けるとミントのスーッとした香りが広がり、淹れる前から爽快な気分になれます。ANASSAはすべて木製スティック付きで、このようにスティックをティーバッグの穴に通してお湯に浸します。ガラスのカップだと色が変わっていく様子がきれいで、それをぼーっと見ているのも豊かな時間だなあと思います。
3分程でできあがりですが、入れっぱなしにしておいても渋くならないのでお好みで長めに蒸らしても。
香料不使用なのにメントールが強力で、爽快感のあとスパイシーな余韻もあります。じめじめした湿気の多い季節に飲むと、よりすっきりさが際立つと思います。
アイスの場合はお湯の量を氷の分減らして(100〜150cc程度に、お好みで)、十分に抽出したあと氷を入れたグラスに注ぎます。
ストローを使わずグラスに口をつけてそのまま飲む方がおいしい気がするのでお店ではこの状態でお出ししますがストローのご用意もありますのでご入用の方はご遠慮なくお申し付けくださいね。
それにしても、なぜミントをきつねのイラストにしたのか気になります。しかも、あんなへなちょこバージョン・・・。

ANASSA ORGANIC MINT ¥1,296
(オーガニック、ノンカフェイン、ティーバッグ10袋入り)

お問い合わせ・ご感想はCONTACTからお願いいたします。