紅茶は世界中で水の次によく飲まれている飲み物です。
でも、紅茶でも日本茶でもお茶を飲む時にお湯を沸かして茶葉から淹れるという方は今はかなり少数派です。ペットボトルのRTD(Ready to Drinkの略ですぐ飲める状態の飲料のこと)や水や牛乳で割ったり溶かしたりするだけの粉やベース、コンビニやファーストフード店でマシンで出てくるものなど手軽に飲めるお茶が身の回りに溢れていますもんね。
自分で茶葉から淹れるとなると手間も時間もかかるし洗い物も増えるし夏はお湯を沸かすのも暑い!億劫だという気持ちもわからなくはないです。
が、自分で茶葉から淹れるといいことづくめなのになあと私は思います。何がいいか、具体的に挙げてみました。効果は私個人調べですので悪しからず。
①セラピー的な要素がある
お茶をカップでゆっくり飲むこともそうですが、お湯を沸かす、ポットとカップを温める、茶葉を適量入れる、お湯を注ぐなどの一連の作業を粛々と進めることによって精神が安定する効果があります。無になれるといいますか、茶道に通ずるものがあると感じていますが茶道ほど細かい作法がないのもいいです。私はお茶が飲みたいから淹れるというより、淹れる作業そのものをしたくて淹れている時もままあります。ニュースを見ていると、プーチン大統領もトランプ大統領も自分でゆっくりお茶を淹れて飲んでほしいと思ってしまうくらいです。
②自分好みに淹れられる
濃いめ薄め、ミルクを多め少なめなど自分好みに淹れられます。好みの茶葉を探すことも楽しみとすれば、より世界は広がります。他人が発信するおすすめに流されることなく自分で自分の好みを知るという作業はSNS全盛時代においてはそれだけで意義のあることではないですか。苦手な茶葉に当たったり自分好みに淹れられない失敗があったとしても、たかがお茶なのでしれています。
③一番簡単なおもてなし
来客がある時、料理やお菓子をすべて手作りでもてなすのはハードルが高いかもしれませんが、お茶なら誰でも淹れられます。他は出来合いでもお茶だけは自分で淹れてみてはどうでしょう。一番簡単で最高のおもてなしになると思います。普段忙しい人は人のためだけではなく、自分で自分をもてなすつもりで淹れてみるのもおすすめです。かけた労力以上に豊かな時間が得られること請け合いです。
④淹れた人だけが嗅げる香り
質のいい茶葉を使って淹れると、淹れた人だけが嗅げる香りがあります。カップに注ぐ前に茶葉をひと掻きするためにポットの蓋を開けたとき漂ってくる香りです。フレーバーティーでなくとも、上質な茶葉はうっとりするような香りがするのです。カップに入ったお茶とも微妙に違う香り。淹れた人だけの特権、最高のアロマに癒されます。
⑤道具も楽しみ
中国茶やコーヒーと同じく紅茶もティーポット、カップ&ソーサー、マグカップに始まり、ティーキャディ、キャディスプーン、ミルクピッチャー、ティーストレーナー、ティーコゼーなど道具探しも楽しみとなり得ます。茶葉と同じで自分の好きなものを知ってそれらが集まってくると、より豊かで素敵なティータイムが過ごせます。とはいえ、最低限ならお湯を沸かすやかんと蓋ができて注げるものとカップさえあればお茶は淹れられます。その自由度もまたいい。
⑥何より経済的
これは、もう、絶対でしょう。どんなに高価な茶葉を買ったとしても1杯分に換算すればコンビニの紅茶より遥かに安価です。どんなに安価なティーバッグもリーフよりは割高なので経済面においては茶葉は最強です。
他にもありそうな気がするので思い出したらそれはまた別の機会に。以上、お茶を「入れる」ではなく「淹れる」ことで得られるメリットでした。
Have a lovely tea time !