クリスマスアルバム

イベントが苦手なわたくしですが、唯一クリスマスだけは好きでパーティーやサンタクロースが来る予定がなくてもこの時期になると毎年ワクワクします。いそいそと小さなオーナメントやクリスマスカードをクローゼットの奥から引っ張り出してきたり(これらを壁に飾るだけ)、クリスマスの本を読んだり、キャンドルに火を灯したりしつつ、さらに12月に入るとアドベントティーの開封の儀を行います。

クリスマスの何が好きかをいい出すと枚挙にいとまがないのですが、一番は断言できます、クリスマスソングの存在です。こんなに長年親しまれ、テーマに掲げたアルバムも毎年のように大量にリリースされ、みんなが一度は耳にし歌ったことがあるスタンダードまである、しかも世界中で。そんなイベントが他にあるでしょうか。クリスマスならではだと思うのです。

そんな無類のクリスマスソング好きが店主の当店で販売しているおすすめCDをご紹介します。配信でも聴けます。でも、CDをぜひ手に取ってみていただきたいのです。

naomi & goroの「Presente De Natal 〜bossa nova christmas〜」、「Winter Wonderland」などみなさんお馴染みのクリスマスソング6曲、ブラジルのクリスマスソング2曲、オリジナルのクリスマスソング2曲の計10曲入り。

「Presente De Natal」とはポルトガル語でクリスマスのプレゼント。サブタイトルにあるようにボサノヴァなのですが、冬の澄んだ空気感やクリスマスの厳かな雰囲気が隅々まで漂っていて、ボサノヴァといえば夏というイメージが払拭されるアレンジになっています。

配信にはないCDならではのお楽しみ、ジャケットのアートワークがたまらなくかわいい。イラストは石塚しづかさん。16ページもあるので立派なブックレットです。一部ご紹介します。
ジャケット(表紙)のトナカイが乗った船に付いているブルークロスの旗はフィンランドの国旗。そこから連想されるように白銀の世界となった北欧へ旅しているストーリー。イラスト自体が北欧テイストでもあります。
といってもおとぎ話のような展開ではなく、リアルに飛行機に乗っているところやラップトップパソコンを開いているページもあるのです。そこがまたいい。
とぼけた顔の羊がいっぱいの牧場やボブスレー(?)、カラーリングもすてき。
最後はノルディックスキー。
リリースは2003年(22年前!)ですが、クリスマスアルバムのスタンダードといえるくらい色褪せない1枚。現に私は発売当時から聴いているのですが全然飽きなくて、毎年必ず聴きたくなります。
たまにはCDでブックレットをじっくり観ながら曲順通りに音楽を聴くのも乙なものです。静かにクリスマスムードを高めていきたい方にぜひ。

ちなみにCDプレーヤーを持っていない方はハードオフなどで探すのがおすすめです。

「Presente De Natal 〜bossa nova christmas〜」/naomi & goro(2003年) ¥2,200
(ペーパーウエイトにした陶のクロスはこちら

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