ユニークな型を使ったおもしろおいしいお菓子を作らせたら右に出る者はいないんじゃないかと尊敬の眼差しを送っている、お菓子の（クセあり）型使いの名人、こまどり菓園さんからまたまたとっておきが届きました。
今の時季にぴったりの聖ニコラウス司教様のビスケットです。こまどりさんが「様」と敬称を付けて呼ばれているので私も倣います。
4世紀に実在した人物、トルコ出身、慈悲深いけど厳しい面もあった、貧しい娘たちを助けるために家に金貨を投げ込んだら靴下に入ったからそれから靴下やブーツにプレゼントを入れる習慣が始まった・・・などなど、逸話が次々に出てきます。ふむふむ。
中でも興味深かったのは、12月6日の聖ニコラウスの日。聖ニコラウス司教様の命日だそうでドイツやスイスでは祝日となっています。ヨーロッパの多くの地域では、クリスマスだけではなくこの日も靴下の中にプレゼントを入れてもらえる日として定着しているらしい。子どもたちにとっては12月は2回も楽しみな日があるのですね。
それにしても毎回驚くのですが、こんなにくっきりと型の細かい部分まで出せるのですね。お顔（特に髭！）とか司祭服の模様とか手の指の辺りとか精巧。
生地は甘くない、ほろ苦キャラメル味。袋を開けた瞬間、バターとクローヴが混ざったような香ばしくてちょっと大人っぽい魅惑的な香りがふわっと漂います。ザクザクと噛み応えのあるハード系なので1袋ですごく満足感があります。個人的には2〜3人で分けても十分な内容量だと感じます。が、こればかりは個人差がありますので1人で全部食べても足りない！という方がいらっしゃったら悪しからず。
てっぺんに星があるので単体で壁に飾るだけでもクリスマスムードが出てなんだか楽しい。
こまどり菓園 聖ニコラウス司教様キャラメルビスケット ¥475
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