夏休みの少年

先日、とてもうれしいことがあったのでここに記しておくことにしました。

中学生の男の子が一人で来てくれたのです。

当店のお客様は半数くらいが私と同世代の女性です。ときどきいらっしゃる若年層や7〜80代の方もほぼ女性。

男性お一人でご来店いただくことは稀で、紅茶をリピートしてくださってる50〜70代くらいの方々、あとはパートナーと一緒に来られる方々という感じです。

紅茶の茶葉を中心に食器やキッチンツールが多いので、外から見ても目立つチョコレートTシャツが気になったとしても、中学生男子には入りづらいというか用のないお店だろうと勝手に想像しておりました。

しかし、彼は清々しくドアを開けて、「こんにちは」と挨拶するときちんと返してくれ、隅々まで熱心に、時には商品を手に取ったりしながら見てくれていました。

商品の説明がてら話しかけようかと思いましたが、店員さんに話しかけられるのは私自身が苦手で、中学生ならなおさら緊張するかなと思い作業をしていました。

しばらくして、西宮修道院のお菓子を1つ選んでくれたのです。感動です。

まさか、中学生の、しかも男子が一人で来てお買い物してくれるとは!

中学生と最初から書いていますが、お会計が終わるまで高校生だと思っていたのです。帰り際に「高校生?」と聞いたら「中学生です」と。「受験なんです」と。

へー!中学最後の受験で大変な夏休みに来てくれたわけだ。おばちゃんさらに感動。

自分の中学時代を振り返ると、雑貨屋さん(なんて当時なかったのでファンシーショップと呼ばれるかわいい文房具や財布やバッグを売ってるお店)に一人で入る勇気はとてもじゃないけどなかった。友達か親と一緒にしか行ったことありませんでした。

都会っ子だから平気なのかなあ。もしかして、雑貨が好きなのかなあ。何に一番興味があるのかなあ。とかいろいろ考えを巡らせては喜びを噛み締めていました。

ウェルカムティーを出したグラスを「ありがとうございました」と持って来てくれた礼儀正しい彼、何も買わなくていいからぜひまた寄ってほしいものです。

もしこのブログを読んでたら、遊びに来てねー。

写真はmitsouさんのポストカードから「ブラジルの少年」。こちらの少年も夏休みっぽい。