バター大好き人間の私が、あまり興味のなかったバターケースというものを強くほしいと思ったのは、堀井和子さんの名著『朝ごはんの空気を見つけにいく』の中でエリック・マグヌッセンデザインのものを見たときでした。
デンマークのStelton社製で、本著のブックデザインもされたグラフィックデザイナーの若山嘉代子さんが所有されていました。当時、Steltonが美しいステンレス製品を多く生み出していることは知っていましたが、バターケースは初めて見たのでした。
こんなバターケースなら毎日使いたい、ほしい!とあちこちで探してみたものの、全く見当たらず・・・。で、冷蔵庫に欠かしたことがないバターをどうしているかと言いますと、WECKの一番小さいガラス瓶に10gずつくらいにした欠片を入れておき、大きい塊は箱のままという保存方法で現在に至ります。
その後、憧れのバターケースのことはすっかり忘れていたのですが(だって手に入らないし)、本の中で出合ってから20年以上経った一昨年、図らずも同じ雰囲気のものを発見。
バターケースにしてはいいお値段ではありますが、Steltonよりはお手頃なことでしょう、迷わずオーダーしました。
それがドイツのキッチンツールブランド・WEIS(ヴァイス)のこちらです。
オールステンレスのSとMサイズ、蓋だけがプラスティックのMサイズの3種類があります。
| Sサイズ |
Sサイズが一番マグヌッセンのものに近いです。
大きさや使い勝手はさておき、個人的にも縦横比率が小さいSサイズが一番すきです。
| Mサイズ |
ただ、Mサイズでも買ってきたバターがそのままきれいには入りません。少し切らないといけません。そこはこの端正な見た目に免じて許していただくということで。
蓋がプラスティック製のものはテーブルの上で使うのもおすすめです。
ステンレスの身をプレートとして使い、蓋をフードカバーにするのです。チーズやドライフルーツ、お菓子などを一時的に置いておくときにサランラップではなく蓋でカバー。大変スマートで見た目もいい感じです。
| Sサイズ |
若山さんが使ってらしたマグヌッセンのバターケースは経年変化によるものかもしれませんが、落ち着いたマットな質感で、それが本当に素敵でした。
なので、ピカピカのWEIS製も私が使うなら(まだ使えていない)毎日使っていっぱい細かな傷をつけていぶし銀のようにカッコよくしたいなあ。
| Mサイズ |
テーブルの上にずっと出しておきたくなるデザインですが、バターを入れるので冷蔵庫で保管しなければいけません。
こんなバターケースが鎮座しているなら庫内をきれいにしておかなければ・・・といい派及効果が生まれるかも?です。