フランスの木製キッチンツール

検品のときに梱包用のテープからして目が止まったE.DEHILLERIN(ウ・ドゥイルラン)。E.DEHILLERINは「パリの合羽橋」(大阪でいうところの道具屋筋)といわれているような調理道具専門店がひしめき合う地域に1820年からショールームを構えている老舗です。もちろんプロ御用達、調理道具でないものはないのではないかというくらいの品揃えで今ではめずらしくなってしまった木製のものも数多く取り扱っています。

当店では現在、スパチュラ(調理用へら)とペストリーブラシ(製菓用ブラシ)をお取り扱いしています。
スパチュラはお菓子作りや煮物、炒め物などのお料理のときにはもちろん、先が細くなっているので「混ぜる」だけではなく「すくう」「返す」のにも使えます。目玉焼きをすくったりパンケーキを返したり。

木製は近頃多用されているシリコン製とは違い、食洗機にはかけられないし水などに浸けっぱなしにもできませんが、使いながら育てていくという楽しみがあります。色や表面の手触りなどが経年変化によって自分だけの風合いになっていきます。お店オリジナルのスタンプが押してあったりサイズがラフに手書きされていたりと使うたびに愛着が湧いてきそうな部分も。

ペストリーブラシ、今の主流は持ち手=プラスティック、ブラシ部分=シリコンかと思いますが、こちらも持ち手は木製、ブラシ部分はシルクです。
本来は製菓や製パンで仕上げに卵黄やオイルなどを塗るための道具。私はよくお菓子を作っていた頃はパウンドケーキにラム酒を染み込ませるのに使っていました。

少々余談ですが・・・お菓子をほとんど作らなくなった今、こっそりやってみたいのはのり弁の海苔にこれでお醤油を塗るという技。テレビで料亭の料理人が特別メニューとして高級海苔弁を作っておられるのを拝見したことがあるのですが、このような刷毛を使ってらしたのです。海苔に直接お醤油だとつき過ぎる、スプーンの裏では時間がかかると、のり弁をよく作る私は何かいい方法はないものかと常々考えていたのですが、これには目から鱗でした。そんなこともあり、贅沢な使い方ですが、このブラシを一目見たときからぜひお醤油専用で持っておきたいと思ったのでした。まだ実現はしていないのですが、にぎり寿司にお醤油をかける時にも直接ではなく、あえて寿司職人のようにこれでサッと塗ったりもしてみたい。ちなみに天然繊維のブラシは保水性があり均一に塗れるという特長があるので最適です。

・・・余談が長くなってしまいました。
1点ずつこのようにナンバリングされたボックスに入っています。
イラスト付きの説明書も同梱されいます。
春なのでキッチンにも1点、新アイテムの導入はいかがでしょう。お菓子作りやお料理のモチベーションが上がること請け合いです。
E.DEHILLERIN 木製スパチュラ30cm ¥3,520
E.DEHILLERIN 木製スパチュラ25cm ¥3,080
E.DEHILLERIN ペストリーブラシ ¥880

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