Tea Time Vol.18

 紅茶の雑誌「Tea Time」、5月1日に発売になったばかりの最新号が入荷しました。今回の特集は「インド」です。

「Tea Time」は雑誌といっても広告ページがないのでかなり読み応えがある本です。確認したら127Pもありました。今号もインドという国を紅茶を通して背景や歴史、文化まで幅広く深掘りされています。
読んでいて、インドの紅茶の中に「ドアーズ」というのがあるのを初めて知りました。飲んでみなければ。
ダージリン好きな方は必読のページも多いです。ダージリン専門店リーフルの山田さんのお話がおもしろい。ダージリンは元々少し高価、さらに近年は高騰し続けているので日常的にガブガブ飲むタイプの種類ではないですが、銀座のリーフルさんには行ってみたいなあ。山田さんがお話されている通り、近頃は一言で「ダージリン」といってもワインのようにどこの農園のいつ採れたものかということも重要視されてきていて1stフラッシュ、2ndフラッシュだけでは括れない実にさまざまな味があるのでいろいろ試してみるのが楽しいです(茶葉は農作物なので当然といえば当然なのですが)。

スイーツや料理のページも今回はダージリンに合うものがフィーチャーされています。

イギリスかぶれの私は大段まちこさんの連載も毎回楽しみにしています。
インドといえば・・・インドのスパイス会社に勤めている友人がいまして、彼の会社での話がとてもおもしろくて好きです。社長はもちろん同僚もインドの方ばかりなのですが、全てにおいてよく言えばおおらか、悪く言えばルーズ。日本の企業ではおよそ考えられないようなエピソードが多々あります。でも、企業としては成長し続けているらしい。
先日開幕した大阪万博でもインド館は間に合ってなかったのに誰も急いだり焦ったりしてる様子はないと聞きました。でも、それがニュースになって逆に間に合っているところより注目されたりして。
こういう話を見聞きすると、日本人ももっとインドの人を見習ってお茶する時間を増やして、少々忘れたり間に合わなかったり間違ったりすることがあっても気にせずマイペースでいった方がうまくいくこともあるんじゃないかと思わずにはいられません。
閑話休題。ぜひインドの紅茶でも飲みながらページをめくってみてください。店内では狭いですがイートインスペースで座って読んでいただいても結構です。

Tea Time Vol.18 ¥1,540

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