『日本産展 -MADEIN JAPAN-』出品アイテム⑨

7月22日(火)まで『日本産展 -MADE IN JAPAN-』開催中です。
出品アイテムのご紹介、第9弾は前回に続いて酒器です。
左:大分の小鹿田(おんた)焼 右:三重の萬古(ばんこ)焼。どちらもアノニマスなぐい呑みです。

左の方はもしかしたら小石原焼かもしれませんが、底の土の色からおそらく小鹿田の方ではないかと(小鹿田と小石原は兄弟窯、同じ技法のものも多々あるので見分けが難しく・・・違っていたらすみません)。
飛びかんなといわれる技法でろくろの上で器を回しながら工具で付けられている模様です。手作業なので模様の入り方が一つずつ違います。
萬古焼は土鍋や急須が有名で四日市市にたくさんの窯元があります。BANKOアーカイブデザインミュージアムという萬古焼の今と昔をより深く知れる美術館もとても面白いので興味のある方はぜひ行ってみてください。企画展もいつも興味深いです。
こちらは昭和中期のもので外側に釉薬はかかっていない焼締風。急須でよく見るタイプですね。
底に「萬古」の刻印があります。
どちらも一般的な日本酒用の猪口よりは深さがあるので小さめの小鉢としても使えます。今ならじゅんさいとかもずくとかどうでしょう。萬古焼の方は大きさ、見た目ともに中国茶にもうってつけです。
萬古焼のみ5点在庫があります。元々5点セットだったのだと思われますが、バラ売りしていますので1点からご購入いただけます。
人の手で作られる工芸品は作り手の名前や屋号をどこかに残すのが主流の昨今、誰が作ったかわからない、純粋にものの魅力だけで選ぶうつわというのもいいものです。

小鹿田焼 ぐい呑み φ6cm×H4.8cm
萬古焼 ぐい呑み φ6.9cm×H4.2cm

※価格は店頭にてご確認ください。
※ヴィンテージ品という性質上、ご来店前のお取置きはお受けいたしかねます。必ず店頭で実物をご覧ください。
※ヴィンテージ品のため売り切れの際はご容赦ください。