7月22日(火)まで『日本産展 -MADE IN JAPAN-』開催中です。
出品アイテムのご紹介、第9弾は前回に続いて酒器です。
左の方はもしかしたら小石原焼かもしれませんが、底の土の色からおそらく小鹿田の方ではないかと(小鹿田と小石原は兄弟窯、同じ技法のものも多々あるので見分けが難しく・・・違っていたらすみません)。
飛びかんなといわれる技法でろくろの上で器を回しながら工具で付けられている模様です。手作業なので模様の入り方が一つずつ違います。
萬古焼は土鍋や急須が有名で四日市市にたくさんの窯元があります。BANKOアーカイブデザインミュージアムという萬古焼の今と昔をより深く知れる美術館もとても面白いので興味のある方はぜひ行ってみてください。企画展もいつも興味深いです。こちらは昭和中期のもので外側に釉薬はかかっていない焼締風。急須でよく見るタイプですね。底に「萬古」の刻印があります。どちらも一般的な日本酒用の猪口よりは深さがあるので小さめの小鉢としても使えます。今ならじゅんさいとかもずくとかどうでしょう。萬古焼の方は大きさ、見た目ともに中国茶にもうってつけです。