べにふうきファーストフラッシュ2025

ただいま2025年の新茶が充実している和紅茶から今日はお茶のカジハラさんの春摘みべにふうきをご紹介。

べにふうきは元々インドの在来アッサム種から選抜育成されたべにほまれとダージリンをかけ合わせて育苗された品種。日本茶品種から加工されている和紅茶が多い中、日本で初めて紅茶用として開発された品種なのです。近年は割とメジャーで、私も初めて飲んだ和紅茶はべにふうきだったような気がします。

イギリスやフランスの国際的な食品やお茶のコンテストでも何度も賞を獲っているアカデミー紅茶とでもいうべき品種。

べにふうきの起源について調べるまで、親となったアッサム茶種がここでも多田元吉さんが持ち帰ったものだとは知りませんでした。多田さんは元幕臣で明治時代に国からの命でインドや中国、スリランカなどに紅茶の勉強に行かれたお茶の栽培家です。当店で人気のタダニシキは多田さんから取った名称。勝手に「和紅茶の父」と呼ばせていただいている多田さん、ぜひNHKの朝ドラ辺りでその功績を紐解いていただきたいものです。
茶葉はかなり大きいので開ききるまで3〜4分じっくり蒸らしてください。
もちろん紅茶なのですが香りはジャスミンにも似て驚くほど華やか。人工的な着香はされていないのにぱーっとお花の香りがします。カップに注いだあと、茶殻もずっといい香りなのでぜひスースーしてみてください。中国茶を飲み慣れている方にもしっくりくる世界観だと思います。和食・和菓子に合いますが、ジャスミンティーよろしく油っこい料理にもってこいの軽やかさ。フルーツを食べるときに淹れるのもおすすめで旬の桃とも相性良いです。
蒸し暑い時期にホットで飲んでもすっきりして気持ちいいですよ。淹れたて熱々ではなく少し冷ましてから飲むのがポイントです。
水色はきれいな橙色。茶葉の香りを楽しみたいという方には今のところ一番の推しです。

お茶のカジハラ

春摘みべにふうき リーフ 20g(無農薬・無化学肥料) ¥1,296

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