ザ・カフェオレボウル

「雑貨屋」と呼ばれるお店がざるやバケツや箒などを売っている荒物屋ではなく、洋食器やポストカードやキッチングッズなどを生活シーンを想定したディスプレイで販売する、ライフスタイル提案型のお店を指すようになったのはいつからでしょう。80年代の終わり〜90年代初め頃?始まりは定かではないですが、後者の「雑貨屋」の全盛期は私の体感では90年代だったように思います。

その頃の雑貨屋には必ずあった「雑貨屋」たらしめていたテーブルウェアがカフェオレボウル・ピッチャー・デミタスカップの3つだったと勝手に定義しています。カップ&ソーサーやプレートは百貨店や量販店にもずっと前からあったでしょう。でも、カフェオレボウル・ピッチャー・デミタスカップ、特にカジュアルテイストのものは90年代に台頭してきた「雑貨屋」でしか見かけなかった三種の神器です。

一人暮らしを始めたばかりの頃は特にカフェオレボウルが憧れで、社会人になってから自分のために初めて買った食器は青山にオープンしたばかりのMadu(マディ)で買ったアイボリーのカフェオレボウルだったと記憶しています。それにご飯もサラダも紅茶も入れていました。

ところが、いつからかカフェオレボウルって雑貨屋に行ってもあまり見かけなくなりました。アンティークか作家さんで作られてる方がたまにいらっしゃいますが、雑貨屋の定番アイテムではなくなってから随分と久しい気もします。かつてカフェオレボウル愛好家だった人からも「飲み物を入れるなら結局マグカップの方が使いやすい」そんな声も聞こえてきたりして。

でも、やっぱり、よくないですか、この形、存在感、重ねたときの佇まい。そして機能性にも長けている。というわけで見る人が見たら「往年の・・・」ってな感じの、まさに、ザ・カフェオレボウルとでも呼びたくなるカフェオレボウルを現代の食卓に取り入れることをご提案いたします。

業務用としてもよく使われているフランスはPILLIVUYT(ピリヴィッツ)社のもの。本当にオーソドックスなフォルムですが、どこか愛らしい。究極にシンプルながら底の方にラインが1本だけ入っているのが憎い。
ミルクティーを入れてみました。モデラートのマグに入れているときと同じ容量でちょうどでした。
オーバルのプレートに載せてクロワッサンを並べたくなりました。
この感じ、懐かしさを通り越してもはや新鮮ですらあります。でも、当時はオーバルプレートはなかったな。
お茶とお菓子はもちろん、グラノーラ+ヨーグルトとサラダ、スープとパン、お粥と小さいおかず、ちまきと水餃子など白いご飯やお味噌汁は合わないけど、シノワズリーっぽく中華までならいけそうなので応用範囲は広いです。

カップ&ソーサーのソーサーを合わせてもしっくりきます。
ずっしりと重みがあるボウルを両手で抱え込んで飲むミルクティーやカフェオレはマグカップで片手で飲むそれとまた違った味に感じるから不思議。

頑丈で少々ぶつけたり落としたりしたくらいでは割れたり欠けたりせず、土ものの器のように乾かすときに気を遣わずすぐに食器棚にしまえるのもいいところ。
洗って伏せたときにこのバックスタンプが複数並ぶ風景もいつもいいなあと思いながら眺めています。これも量産品ならではですね。

PILLIVUYT カフェオレボウル 14cm ¥2,860
(電子レンジ・食洗機・オーブン・冷凍庫使用可能)

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