ろくやおん。・石田さんの作るカッティングボード、たくさんありますので変わり種から順にピックアップしてみます。
まずは虫喰いの穴がいっぱいの栗の木のカッティングボード。栗の実のおいしさは知っていますが、幹もそんなにおいしいのでしょうか。ちなみにもちろんもう虫はいませんのでこれ以上喰われることはありません。
虫が喰った跡のある木材、一般的には使われません。死んでいるのも同然なので不良品として捨てられてしまいます。山に放置されたままのところもあるとか。でも、石田さんはこんなカッコいいカッティングボードに甦らせました。栗の木目に黒の点々がシックでデザインみたいではないですか。さらにこのカッティングボードには仕掛けのようなちょっとしたワクワクがあるのです。
それがこちら。ときどき貫通している穴があり、角度によっては向こう側が見えるのです。ごく小さい穴でまっすぐではないので見える角度になるようにいろいろ動かしてみないと見えないというところがポイント。
持ち手のところにも。何なんでしょう、この向こう側が見えたというだけで湧いてくるワクワク感。写真では大きく見えますが、左の小さい方でマグカップとケーキ1つがちょうど収まるくらいのサイズ感です。何を置いても絵になりそうですが、色の相性的にはバゲットとかカンパーニュなどのハード系のパンですかねえ。タルトやパイとカフェオレを一緒に乗せるのも良さそう。
厚みがないので、焼いたお肉をそのまま乗せてテーブルで切り分けたり、グラタンなどのオーブン料理の下に敷いたりとダイニングでも使いやすそうです。
遠目で見ると穴は黒いですが、貫通しているのを見つけて白くなったら星みたいに見えてきました。探せば星座が見つかりそうではないですか。
テーブルで虫喰いの穴からそんなお話ができたら、たとえごちそうはなくても豊かな食卓になりそうです。ろくやおん。カッティングボード(クリ無垢材) 各¥1,870
左・背の低い方:W106×D8×H208mm
右・背の高い方:W108×D8×H270mm
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