2025年の最後に

本日30日で今年の営業も最後です。

締めのごあいさつに「今年も1年・・・」と言いたいところなのですが、sancaができてまだ1年も経っていないのでした。オープンして9ヶ月です。ブログを始めてからは10ヶ月、ありがとうございました。

生まれたわけでも育ったわけでもない街・西宮で、人と人がすれ違うスペースもない小さなお店を今年の3月にひっそりと始めました(決してひっそりしたかったわけではなく、一部商品や販促物が揃っていなかったので積極的に告知できなかっただけです・笑)。

お店を始めて一番驚いたのは、お客さんのこと。こんなにご近所の方が来てくださるとは思っていませんでした。そして、みなさん本当に楽しくてすてきでいい方ばかり。お世辞ではありません。家族や近しい人に「お店どない?」と聞かれて何度言ったことでしょう「お客さんがほんまにいい人ばっかり」って。

自慢じゃありませんが、私は大学、いや(校則違反になるバイトをこっそりしていて先生に見つかって親が呼び出された)高校時代からほぼ接客業に携わっているのですが、こんなにお客さんと触れ合うことが楽しいと思ったことはありません。

なぜだろうと考えてみました。それは、繰り返しになりますが来てくださる方やメールでやり取りしてくださる方が本当に楽しくていい方ばかりなのと、もう一つは1対1で会話ができるからかなあと思い至りました。「お店 or 一店員対お客さん」ではなく、個人対個人でお話しするとおもしろいものなのですね。顔の見えない、個人的なやり取りのない買物の仕方が増えた今だから余計にそう感じるのかもしれません。

接客業に携わっていても、個人対個人でお話しする機会ってなかなかないと思うのです。会社員のときは忙しくてそんな余裕がなかったという方が正しいかもしれません。それが今はできていて、楽しいと思える。みなさんのお話しからいろいろと勉強にもなっている。なんとありがたいことでしょう。

駅から遠く駐車場もない当店に、暑いときも寒いときも足を運んでくださる方がいてくださいます。ご近所さんの他にも何年、いや何十年も会っていなかった友達や昔の同僚、はたまた前職でお世話になった人たち。なんとありがたいことでしょう。

お取引いただいている作り手さんやメーカーさん、同じ商店街内の店主さんたちにも恵まれて一人で運営していますがネガティブな孤独を感じることなくやれている、なんとありがたいことでしょう。

何かの授賞式のあいさつみたいな振り返りになってしまいました・・・とにかくみなさんに感謝感謝の2025年だったもので。

すでに「よいお年を」と直接言いあえた方もいらっしゃいますが(これも個人店ならではで、ありがたい)、言えなかった方もみなさん、どうぞよいお年をお迎えください。

年始は2(金)から通常営業です。10時から福袋を販売します。お待ちしております。

写真は喫茶コーナー。フランスの老舗百貨店、ギャラリー・ラファイエット発行の古いマガジンで馬の写真があったので置いてみました。来年の干支にちなんで。ご自由にご覧ください。