突然ですがみなさん、量ってますか。
数字に滅法弱いわたくし。物理的に物を見るのが苦手だからか、なんでもかんでも量って確かめたくなります。測り(こちらの漢字は長さ)もします。
以前は(長さを)測るのはすきでしたが、料理のときの計量は面倒臭いからできるだけやりたくなくて、ゆえにごまかしがきかないお菓子作りが苦手でした。
が、お店でお茶を出すようになり、毎日茶葉も湯量もミルクも量っていると、実験みたいでだんだん楽しくなってきたのです。
目分量で済ましていた液体を一度きちんと量ってみるというのはおもしろいものです。そして、毎日何かしら量っていると、日が経つにつれてこれだと300ccくらいかなと感覚でわかるようになってきます。
そういうのが楽しい。
量りたい理由がもうひとつ。数字が入っているメジャーというアイテムにどうも惹かれるのです。数字の概念は嫌いなのですが、フォルム、つまり見た目はすきなのです。
数字のフォルムで直線と曲線のバランスがよくて特にいいなあと思うのは「5」です。
フォント(書体)も重要でして、今回載せているものはそれぞれに素晴らしいフォントだと思います。
アンティークでもメジャーがあると選びがち。昔のものは手作業なのでフォントもオリジナル。エッチングの跡もたまりません。当店で一番古いメジャーを見てみてください。
今回初めてご紹介するイギリスのアンティークも、計量カップという役目以上の存在感があります。
正確な年代は不明ですが、かなり古いものです。ガラスも今のものにはないゆらぎ加減。
アルファベットと数字自体を彫るのではなく、まわりを彫って浮かび上がらせている手法がすごい。
アルファベットは「FLUID OUNCES」(フルーイド オンスィズ)、「FLUID DRACHMS」(フルーイド ドラムス)とあります。
それぞれ液体の体積を量るときの単位で、OUNCE(オンス)は約 28.41ml、DRAM(ドラム)は約 3.55 mlだそうです。・・・わからん!
なので、計量カップとしての機能性は全くないのですが、かわいいので良し。これ1杯で何mlか量ってだいたいで使ったり、お花を飾ったりペン立てにしたり。
結局量らんのんかーいって感じですが、アンティークだからいいのです。
そんな見た目重視のアンティークも含め、量るものは今後も増えていきそうです。
Antique Measure Glass φ56(注ぎ口含んでφ69・底φ61)×H130mm ¥4,400