滋賀の朝宮紅茶のときにも少しお話ししましたが、「和紅茶って?」とよく聞かれるので改めて・・・「和紅茶」とは紅茶の品種のことではなく、日本で育った茶葉を使い、日本で紅茶に加工された国産紅茶のことです。加工過程で紅茶になるだけで、元は日本茶と同じ品種なので昔は紅茶とうたっていても渋味が強い烏龍茶のようなものも多かった気がしますが最近は本当においしい和紅茶によく出合うようになりました。
熊本の「お茶のカジハラ」さんも当店が自信を持っておすすめする茶園の一つ。カジハラさんは日本茶だけでなく紅茶も複数の品種を作っておられるのですが、その中でも今日は初めての方にも飲んでいただきやすい「香駿(こうしゅん)」のティーバッグタイプをご紹介します。
日本茶もインドやスリランカの紅茶と同じように地名がついているものが多く、「告茶」の「告(つげ)」は茶園がある地域の名前。ここで栽培されている香駿は元々は静岡で「くらさわ」と「かなやみどり」という品種を掛け合わされて育成されたものです。とても飲みやすく、後味にほんのりと甘味が残るのが特徴。ストレートで飲むのに向いていて、当店にあるお菓子の中ではこまどり菓園さんのビスケットに合うと思います(追記:こまどり菓園さんのブールドネージュにもたまらなく合ったのでまたの機会に詳しくご紹介します。)。ティーバッグタイプは茶葉が細かいため蒸らし時間が少なくて済むので手軽に本格的な紅茶を楽しめるのもうれしいポイント。
お試し用に2包だけ入ったミニパックもあります。地元の小学生が描いたというイラスト(うまい!)を採用されたパッケージにほっこり。「CHABA NICE DAY」というのもナイスネーミングですよね。
ティーバッグでお茶を淹れるときはマグカップにお湯を注ぐだけの方が多いと思いますが、できたら以下の3点に注意していただくとよりおいしくなります。というのも、より香りが立つのでよりおいしく感じるのではないかと個人的には思っています。①カップをあたためておく。
②お湯を先に入れ、その中にティーバッグを入れる。
③蓋をする。
蓋は小皿でもカップ&ソーサーのソーサーでも何でもいいのですが、蓋付きのマグカップがあると便利です。こちらはModerato(モデラート)という半磁器シリーズの、本来はシュガーポットとして作られたものです。が、ティーバッグでお茶を淹れるときにぴったりなのでこの使い方をご提案していまして、これが結構人気です。
引き上げたティーバッグを蓋に置いておけるのもいいですよね。
ティーバッグじゃないときにもお菓子が乗せられたり冷めにくくする効果もあったりと蓋があると何かと重宝します。
カラーはグレーもあります。紅茶もカップもメイド・イン・ジャパンだからかなんとなくヴィジュアルもしっくりきていますね。このセットでTea for Oneの和紅茶始め、おすすめです。
お茶のカジハラ 香駿(無農薬・無化学肥料)ティーバッグ
8包入 ¥864
2包入 ¥324
Moderato シュガーポット(蓋付きマグ) (電子レンジ・食洗機使用可能) ¥3,080
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