居七十七の木のうつわ③

丹波篠山の居七十七(いなとな)さんの木のうつわ、昨日のプレートに引き続き、今日も漆マーク(お直し)が入っているボウルです。

縁が波打っているような有機的な形の山桜のボウル。
どの地点から見るかで全然違った形になりますが、すべて同じものです。
木目も独特ですね。山桜なので経年変化で色は赤味よりの茶色に濃くなっていくと思います。
本漆によるお直しは小さなカモメのようなマーク。このマーク、かわいくないですか。ここに節(ふし)による穴が開いていたそうです。
反対(外)側はこのように継がれています。漆でしっかり修繕されているので水漏れなどの心配はありません。
漆とはご存じの通り、樹液。樹液でうつわの修繕ができるなんて先人はどうやって気づいたのでしょうね。
見る角度によってさまざまな顔を持つのでオブジェのようにそのまま飾っておくだけでも雰囲気がありますが、個人的にはグリーンサラダやパスタ、煮物に使いたいです。どれも1人分ならたっぷりめの量が入るサイズ。
食べ終わってカモメが出てくる度ににんまりしてしまいそうです。

居七十七 漆染め仕上げ 山桜ボウル
φ約21.5cm×約H4.8cm ¥10,450

【使用上のご注意】
食洗機・電子レンジ・冷蔵庫など全ての生活家電の使用は不可
直射日光・高温多湿・極度の乾燥には反り・破損・割れが生じることがあります。
漆アレルギーの方はご使用いただけません。
浸けおき・水分の多いものを長時間入れっぱなしにはできません。
※でも、扱いは簡単なので店頭でご説明いたします。

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